ネパール
2006年05月31日
お箸の国ニッポン 味噌汁大好き。漬物大好き。
インドのベナレスからネパールのカトマンズまで移動していたときのことです。
手段はバスでした。エアコン付きのちょっといいバスです。そのため、乗客は外国人ばかりでした。
一番後ろにはアメリカ人とイタリア人とドイツ人が陣取ってました。その前にサムライが座ってます。隣りには日本人が滑り込んできました。仮にAさんとしておきます。
一言で言えば冴えない男性ですが、我慢します。そのAさんと会話を始め、それが興に乗るまもなく、時間でいえば15分ほどででしょうか。
バスがこうばしい香りを立てて煙を吹き始めました。
がすんがすんと、生まれたての子馬のような振動を立ててます。
バスはそのまま修理場に直行して、乗客を乗せたまま修理を始めました。その修理は1時間ほどかかったと思います。
乗客はインドに慣れてしまったのでしょう。みんなのんびりと構えてます。一人を除いて。
アメリカ人です。
もう、きゃんきゃんわーわーです。
金は払ってるだのと。
速く代えの車を持って来いだのと。
これだから後進国はとか。
文句を言うことが生きがいのようです。
サムライは心の中で
死ねよ、バカ!
とつぶやきながら、耳と心を閉じてます。
バスが再出発してから数時間後、アメリカンの矛先がなぜか日本に向いてきました。このアメリカンは日本で生活していたことがあるようです。
隣のドイツ人やイタリア人はアメリカンをなだめることに終始しています。
さすが同盟国です。
敗戦国同士の友情はいまだ健在です。
前に座っているサムライとAさんを日本人と思ってないのか、英語を分からないと思っているのか、
文句がヒートアップしていきます。
「日本のテレビは酷い。役者の演技が下手で困る。電車も家も狭すぎる。ちっこい日本人ならいいけど、普通の人なら耐えられない。」
このへんまでならいいんですよ、このアメリカンは日本で苦労したんだろうなと逆に同情します。
「料理が不味いのなんのって、犬の餌の方がまし。マクドナルドがなければ死んでたよ、はっはっはっは。」
ここでサムライはぶちきれました。
お箸の国ニッポン、お肉イーターにそこまで言われる筋合いはない。
生粋の日本食イーターサムライ、いろんな国に行きました。いろんなものを食べました。おいしいのもありましたし、口に合わないのもありました。その文化の味が分からないのは、サムライの舌の修練不足です。否定できるものでは決してありません。それをこのアメリカンはあっさりやってのけました。
成敗です。
サムライはAさんに向かい、大きい声で、英語で、
「赤首の百姓は、フライドチキン食ってればいいから簡単でいいよな。」
辺りは水を打ったように静かになりました。
Aさんは何が起こったのかわからず、キョトンとしてました。

さっさと押しやがれ、戦争が終わっちまうぞ!!
ベトナム雑貨DANもよろしくお願いします。
2006年04月06日
強敵と書いて友と呼ぶ
オレは強い。数々の敵と戦ってきたが、その全てを降してきた。そいつら、所詮は雑魚どもだ。
だが、今度の敵は一味違った・・・・
オレは死にかかった。やっとのことで敵を倒した時、オレは虫の息だった。
今思っても、よく生き延びたものだ。
ネパール カトマンズ
オレは埃っぽい町をあてどなく歩いていた。この数日はまともな戦いもなく、すっかり弛緩してしまった神経。油断大敵。
何か食べるものが欲しかったので、小さな商店に入った。
店主は只者ではない雰囲気をかもし出していた。目つきが異常に鋭い。
オレは緊張した。こういう人とはろくな事にならない。オレは店主から目を離さぬようにしながら、クラッカーと牛乳を買い求めた。店主は冷凍庫から牛乳を出しながら、合計金額を告げた。その値段は適正だった。つり銭をごまかされることもなかった。
ただの気の迷いか・・・・ しかし。
宿に戻った後、遅い朝食をはじめた。クラッカーと牛乳、些細なものだが、やさしく腹に染み渡っていった。満足して、オレは眠りについた。
すぐにその時が来た!!
腹がいてぇえぇえぇ〜〜。
やっぱりね、あっちの国で牛乳を生で飲んじゃいけないよ。ミルクティーに使う、加熱用の物しかないし。まして、サムライが飲んだものは何時のか分からない冷凍物だし。海外で腹壊したことがなかったんで、油断してました。
以前、牡蠣で当たって死にはぐったことはありましたけど、この牛乳はその時を豪快に超えてました。
拝 一刀クラスの刺客です。
一日中布団に包まり耐え続け、三途の川を行ったり来たりしながら次の日に生還。
まるで「24時間テレビ」を最後まで見終えたときのような、達成感と憔悴感を感じました。
【☆☆☆☆☆ ★0個 牛乳>牡蠣>サムライ 】
実はでやーランキング参戦中です。
2006年03月19日
大盛ネパール定食
人間誰しも「自分の決まりごと」があると思います。
靴は左足から履くとか、
二色パンはチョコから食べるとか。
今回の戦は、私の決まりごと「出されたご飯は残さず食べる」から引き起こされました。
ネパール カトマンズ
何気なく入った食堂。
建物は崩れかけ、
テーブルは傾き、
店のおばあちゃんの電池が切れそう。そんなところだった。
とはいえ、臆することなく「定食」を注文。
それが悲劇の始まりでした。でてきたのは、
小皿の豆スープ
ご飯 約4合 以上
ねぇ、これ食べるの?山のようなご飯じゃなくて、ご飯が山だよ。
好きなだけ取って食べろってこと? って取り皿がねぇ〜。
挑戦? どっきり?
無制限一本勝負 サムライvsネパール定食
開戦早々、豆スープ戦死。「サムライ、オレはもう駄目だ。後は任せたぜ。」「豆、お前の後は引き継ぐ。ゆっくり休みな。」
半分ほど平らげると、もはや限界。「これは修行なのだろうか。チベット仏教の。」
ご飯の山を手で掘り進む、気分は砂場遊び。いや、鉱山労働。「恐るべしビッグサンダーマウンテン。」
頭がひとしきりパニックしたその刹那、
かちりっ 奥歯に鋭い痛み。
ご飯に小石が混ざっていた。
サムライはうれしかった。なぜか?
「ご飯に異物が入っていたときは、食べなくともよい。」というサムライルールがあるからだ。
心の底から安堵した。助かった・・・
これだけは覚えておいてください。
ご飯だけを延々と食べ続けると、なぜか寂しくなります。



